研究課題/領域番号 |
17K16461
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
門田 善仁 宮崎大学, 医学部, 助教 (20783088)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | NODDI / 拡散強調像 / 膠芽腫 / 転移性脳腫瘍 / DWI / Brain metastasis / Glioblastoma / 拡散強調画像 / 脳腫瘍 / MRI |
研究成果の概要 |
NODDIは新しい拡散強調像の手法で、従来の拡散強調像より脳内の微細構造の変化を反映した新たな情報を提供できる可能性が期待されている。脳腫瘍に対する NODDIの有用性に関する研究は少ない。脳腫瘍の中でも頻度の多い膠芽腫と転移性脳腫瘍は、画像上鑑別が困難となる場合がある。両者の鑑別に関する拡散強調像を用いた今までの研究では一貫した見解は得られていない。そこで、我々は膠芽腫と孤立性転移性脳腫瘍の鑑別における NODDIの有用性について、従来の拡散強調像と比較して評価した。結果、NODDIから得られる定量マップが従来の拡散強調像よりも両腫瘍の鑑別能が高かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膠芽腫と転移性脳腫瘍は治療戦略が異なるため術前での鑑別を要するが、通常のMRI検査のみでは時に類似した画像所見を呈し、診断に苦慮することがある。今回の我々の検討で、腫瘍周囲の信号変化領域の NODDI から得られる VEC マップは両腫瘍の鑑別に有用であった。今後、NODDI が膠芽腫と転移性脳腫瘍間の鑑別の一助となる可能性がある。
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