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肝発癌を促進する微小環境制御による革新的な癌治療法の開発・研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K16562
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 消化器外科学
研究機関九州大学

研究代表者

本村 貴志  九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (50719507)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード肝癌微小環境 / 癌関連マクロファージ / 癌関連線維芽細胞 / 肝癌 / CAF / TAM / NK細胞 / マクロファージ / 線維芽細胞 / 微小環境 / 腫瘍関連マクロファージ
研究成果の概要

肝組織の癌部・非癌部からの線維芽細胞(cancer-associatedfibroblast(CAF)とnormal fibroblast(NF))の単離を行った。CAFのエクソソームと肝癌細胞株を共培養すると、有意に浸潤能が高いことを示した。
CAF由来エクソソーム内ではmiRNA150-3pの発現が有意に低下しており、miRNA150-3pを強制発現させた肝癌細胞株は有意に浸潤能が高くなった。miRNA150-3pの負の標的遺伝子をCDH2と特定し、CDHをノックダウンした肝癌細胞株では有意に浸潤能が低下した。肝癌切除症例でCDH高発現群で無再発生存率、全生存率ともに有意に予後不良であった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

肝癌の再発には炎症性癌微小環境が大きく関わっていることが明らかになっている。また肝・脾におけるマクロファージのphenotypeの相違が肝線維化に関わっているとも考えられている。これら組織間のマクロファージや肝線維芽細胞、肝細胞との関係と各種サイトカインを詳細に検討することで、成因を超えた肝線維化と肝発癌の抑制につながる可能性が高く、かつそうした創薬はこれまでになく我が国独創的である。さらに癌微小環境は各癌腫でも注目されており、今回の検討が臓器を超えた普遍的な癌治療に結びつく可能性も秘めている。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 肝癌微小環境における癌関連線維芽細胞由来のエクソソームの意義2019

    • 著者名/発表者名
      湯川 恭平
    • 学会等名
      第119回 日本外科学会定期学術集会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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