研究課題/領域番号 |
17K16578
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
福山 隆 北里大学, 北里大学メディカルセンター, 上級研究員 (10462251)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 癌/精巣抗原 / 生殖細胞成熟過程 / 悪性形質獲得 / 胃癌 / 始原生殖細胞 / Helicobacter pylori / 癌 / がん / ステージング / 発がん因子 / 癌/精巣高原 |
研究成果の概要 |
配偶子形成において、癌/精巣抗原は各ステージにおいて様々な発現パターンが見られることが知られている。一方、癌/精巣抗原は悪性形質獲得時(癌化)にも発現することが知られている。癌/精巣抗原の発現パターンは、生殖細胞成熟過程のみではなく、癌化においても規則性が存在するのではないかと報告者は仮説を立てた。 本研究では、マウスにおける悪性形質の増加による癌/精巣抗原の発現を解析し、仮説の立証を行った。さらに、ヒト胃癌において、癌化初期に発現する癌/精巣抗原として、Kita-kyushu lung cancer antigen-1を同定し、その発現はピロリ菌に関連していることを証明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ゲノム不安定性を有する生殖細胞の成熟過程と発癌過程において、癌/精巣抗原が発現するという共通点があり、本研究により、それらの過程における発現パターンは逆相関を呈することが明らかとなった。各臨床癌の癌/精巣抗原の発現パターンを生殖細胞成熟過程のそれと照らし合わせることにより、その臨床癌がどのステージの癌細胞であるかを層別化できる可能性を示すことができた。癌/精巣抗原による層別化は、効果的な治療方法の選定に有用であると考えられる。
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