研究課題/領域番号 |
17K16587
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
心臓血管外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小前 兵衛 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50788883)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 心筋成熟 / iPS細胞 / 細胞シート / 心筋組織 / 再生医療 / 成熟 / 心筋 / iPS心筋細胞 / 成熟度 |
研究成果の概要 |
ヒトiPS細胞から分化させた心筋細胞を細胞シートの状態にして、動物の生体内に移植することで、ヒトiPS心筋組織を生体内で培養した。まず、麻酔や手術侵襲などが心筋組織に及ぼす影響を排除するために、動物が覚醒した状態でもヒトiPS心筋組織の表面電位を連続して計測できるシステムを開発した。このシステムを用いてヒトiPS心筋組織の電気的活動を経時的に記録した。その結果、培養期間が長くなるとヒトiPS心筋組織の表面電位波形が安定することがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心臓の再生医療分野では、ヒトiPS細胞から作製した心筋組織も用いて心筋収縮力や血液循環を補助することが期待されている。しかし作製されたものは心筋組織として未熟であるため、成熟させる必要がある。細胞レベルではなく作製した心筋組織の成熟の報告は少なく、客観的な成熟段階の評価は難しい。つまり作成した心筋組織の成熟度を標準化できず、今の状態では臨床に応用しづらい状況となる。 今回見出されたヒトiPS心筋組織の表面電位の安定化は、客観的評価の指標につながる成熟過程の一段階である可能性がある。
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