研究課題/領域番号 |
17K16590
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
心臓血管外科学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
木下 武 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (90437161)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 冠動脈バイパス術 / 血管攣縮 / 胃大網動脈 / 攣縮 / 外科 |
研究成果の概要 |
本研究は冠動脈バイパス手術において心臓の下壁領域の血行再建に使用される有茎グラフトのひとつである右胃大網動脈の最大の弱点である易攣縮性の克服と長期開存性の達成を目標にした基礎研究であり右胃大網動脈の特性を理解し易攣縮性を克服する基盤を築くことを目的とした。攣縮予防に使用するそのほかの薬剤との交叉耐性を認めないものの、カルペリチドの反復投与にて急速耐性を認めた。また血管の部位によって収縮力が異なることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年ますます重症化する冠動脈疾患患者における冠動脈バイパス手術の存在意義は依然として高い。より安全で長期的な耐久性を期待できる血行再建が求められる中で有茎グラフトとして使用可能な右胃大網動脈グラフトは重要な選択肢となる。本研究は胃大網動脈グラフトにおける問題のひとつである血管攣縮の予防を目的とした研究をデザインし、部位による収縮力の違い、反復投与による急速耐性などを見出すことができた。今後も継続的な研究が必要とされる。
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