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糖尿病に着目した腹部大動脈瘤の病態解析~DPP-4阻害薬の瘤形成抑制効果の検討~

研究課題

研究課題/領域番号 17K16596
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 心臓血管外科学
研究機関九州大学

研究代表者

森崎 浩一  九州大学, 大学病院, 助教 (30625801)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード大動脈瘤 / 糖尿病 / DPP-4阻害薬 / マウス / アンギオテンシンII / 腹部大動脈瘤 / Angiotensin II / CaCl2 / 循環器・高血圧
研究成果の概要

マウス動脈瘤モデルにおいて、DPP-4阻害薬による瘤形成抑制効果の機序は明らかになっていない。CD26(DPP-4)はT細胞やマクロファージにも発現しており、DPP-4阻害薬がそれらの増殖、活性化を制御することによって瘤形成を抑制する可能性に着目した。in vitroでは、マクロファージ(RAW264.7)をLPSで刺激して炎症促進型に誘導し、real time PCRでmRNA発現を評価した。M1マクロファージマーカーであるiNOSは上昇していた。一方M2マーカーであるArg-1は変化していなかった。今後は薬剤投与による形質変化、in vivoでの検証を行っていく。

研究成果の学術的意義や社会的意義

腹部大動脈瘤形成、進展における糖尿病の関与について明らかにすることで、糖尿病に着目した腹部大動脈瘤形成抑制の新たな治療戦略の開発につながる可能性がある。特に糖尿病患者では瘤形成抑制効果をもつ糖尿病薬を内服することで瘤形成予防につながる。また、糖尿病に罹患していない患者でも治療適応の大きさに達していない腹部大動脈瘤患者では、血糖降下作用の弱い糖尿病薬を使用することで瘤形成抑制につながる可能性があり、腹部大動脈瘤に対する新たな内科的治療の提示といった臨床的に意義が深く独創性が高いものと思われる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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