研究課題/領域番号 |
17K16609
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
呼吸器外科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
河北 直也 徳島大学, 病院, 特任助教 (60522266)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 肺胞上皮細胞 / 幹細胞 |
研究成果の概要 |
ラット肺組織におけるbipotential細胞の局在が同定可能となり、胎齢17日ラット肺の移植実験を行った。移植肺は含気を得て経時的に拡張し、免疫染色でもbipotential細胞や成熟細胞の形態や分化、局在を確認した。また、移植後のレシピエントにDexamethasoneを7日間投与する群を追加し、ステロイド群でより移植肺が拡張することを確認した。移植肺の評価はCTを撮影することでも行い、これによっても移植肺の良好な拡張を確認した。 Bipotential細胞の単離にまでは至らなかったため、今後継続して研究を進めていく予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ラット胎仔肺の移植実験から、移植肺の生着や肺の再生においてbipotential細胞が重要な役割を果たしていることが観察された。今後、肺の再生医療に用いる細胞としてbipotential細胞が候補となる可能性がある。また、適切な時期にステロイド薬を投与することで、肺の再生がより良好となる可能性も示唆された。 今後はbipotential細胞のみを抽出して移植することで、肺の良好な再生を得られるかという実験を継続していく予定である。
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