研究課題
若手研究(B)
近年肺癌の予後改善に伴い術後遠隔期の転移や再発に遭遇する機会が増えてきている。兼ねてより予後の良い癌腫ではがん細胞が体内で休眠状態となる現象(dormancy)が問題視されてきたが、肺癌ではdormancyは証明されていなかった。我々は様々なヒト肺腺癌細胞の全身転移モデルを作成する中で、肺癌においてもdormancyのモデルとなる細胞を特定しdormancyモデルの作成することができた。
肺癌のdormancyに関する研究は今後の肺がん患者の予後改善のためには必要不可欠であるが、進行の早い肺癌では適切なdormancyモデルは存在しない。本研究により得られたヒト肺癌細胞dormancyモデルを今後さらに解析し、確立することで肺がん研究のさらなる発展に繋がると考えている。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)
Plos One
巻: 12 号: 8 ページ: e0181342-e0181342
10.1371/journal.pone.0181342