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新しい言語機能マッピング法と蛍光分光解析手法の併用による脳腫瘍摘出術の展望

研究課題

研究課題/領域番号 17K16621
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 脳神経外科学
研究機関旭川医科大学

研究代表者

田村 有希恵  旭川医科大学, 医学部, 助教 (30723879)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード定量 / 蛍光強度 / プロトポルフィリンⅨ / 5アミノレブリン酸 / 分光器 / 悪性度 / passive language mapping / glioma / 共焦点顕微鏡 / 5ALA / PpⅨ / 脳腫瘍学 / 機能脳神経外科学
研究成果の概要

腫瘍細胞は正常組織に浸潤していくため腫瘍と判別できないが、5-ALAを術前に経口投与することで、その代謝産物(PpⅨ)が腫瘍細胞に蓄積し、励起光により蛍光を呈することで同定可能とされている。しかしながら、PpⅨの腫瘍特異的な蓄積のメカニズムについては明らかにされていない。本研究では、この蛍光強度を術中顕微鏡に搭載した分光器を介して術中リアルタイムに蛍光強度を定量できるシステム”Spectrum Insight”を開発した。さらに組織内の物質分析、特にPpⅨの定量を行い、蛍光強度とPpⅨ蓄積量、病理組織学的悪性度との関連性を示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

腫瘍細胞と正常組織は肉眼的に判別は難しいが、5-ALAの術前投与により、その代謝産物(PpⅨ)が腫瘍細胞に特異的に蓄積し、励起光により蛍光を呈することで腫瘍細胞の同定が可能とされている。また、蛍光強度と腫瘍細胞密度との相関関係もいわれているが、その蓄積のメカニズムについては、いまだ明らかにされていない。
本研究では、この蛍光強度を術中リアルタイムに定量化を可能としたシステム”Spectrum Insight”を開発した。さらに腫瘍組織内のPpⅨの定量も行い、蛍光強度との関連性を示せた。
本研究結果が、PpⅨ蓄積メカニズムの解明につながると考えられた。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 5ALA蛍光定量化による術中組織モニタリングへの展望2018

    • 著者名/発表者名
      田村 有希恵
    • 学会等名
      第22回北海道脳腫瘍懇話会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 覚醒下手術における 新たな脳機能マッピング法 ”Passive language mapping”の展望2018

    • 著者名/発表者名
      田村 有希恵
    • 学会等名
      第4回脳神経外科BMI懇話会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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