研究課題/領域番号 |
17K16624
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
飯島 圭哉 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 病院, 医員 (10751878)
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研究協力者 |
宮田 茂雄
柳川 右千夫
込山 和毅
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | てんかん / 脳腫瘍 / GABA / VGAT-venus / 神経伝達物質 / 液体クロマトグラフィ / thalamo-reticular / epilepsy / neuron / glioma |
研究成果の概要 |
抑制性神経細胞に特異的蛍光標識を遺伝子導入したVGAT-venus transgenic ratにtdTomatoで赤色の蛍光標識を施したC6グリオーマ細胞を移植するモデルを確立した。特に視床内の唯一の抑制性神経細胞の集まりであるthalamo-reticular nucleusに腫瘍を浸潤させるモデルを確立することができた。MRIを併用することで、実験の効率を高めることができた。immediately early geneであるc-FOSをの免疫染色を用いて、神経細胞の興奮性の評価に用いた。この方法により、腫瘍細胞周囲における抑制性神経細胞と興奮性神経細胞の興奮状態を確認することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳腫瘍に伴うてんかんは、患者の生活の質を著しく下げる要因であるが、その病態生理は明らかになっておらず、治療に難渋することが多い。本研究では、脳腫瘍の周囲における抑制性ニューロンの細胞動態を明らかにすることができた。この知見は、今後、脳腫瘍に伴うてんかんに対する新規治療薬の開発に応用することができる。これにより、脳腫瘍関連てんかんの患者のQOLの向上に寄与することが期待される。
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