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悪性髄膜腫の網羅的遺伝子解析および動物モデルの作成

研究課題

研究課題/領域番号 17K16630
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 脳神経外科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

工藤 琢巳  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (90632125)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード悪性髄膜腫 / 遺伝子解析 / 解糖系酵素 / 脳神経疾患 / 脳腫瘍 / 腫瘍抑制因子 / 髄膜腫
研究成果の概要

一般的には良性である髄膜腫の中に、悪性のものがあり、今回悪性髄膜腫の遺伝子の発現状況に関する研究を行ったところ、悪性髄膜腫では解糖系酵素であるPGK1の発現が優位に上昇していた。PGK1はさまざまな癌において発現が増加している。PGK1を発現抑制するとその細胞増殖が抑制された。他の癌においてPGK1の発現は予後不良因子であり、髄膜腫においても癌遺伝子として機能している可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

悪性髄膜腫と良性髄膜腫の腫瘍検体から抽出したRNAから、RNA-seqを用いて全遺伝子発現状況を測定し、いくつかの癌遺伝子の発現上昇を確認した。また乳癌における各遺伝子の発現と生存予後との関連を調べた。遺伝子発現量の順位と生存予後との関連における順位のRANK productを算出したところ、解糖系酵素のPGK1が抽出された。これは他の癌においても予後不良因子であることがわかっており、悪性髄膜腫においても癌遺伝子として機能している可能性が示唆された。今後はPGK1の発現や活性を制御する機序を解明し、あらたな治療法の開発を進める。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 悪性髄膜腫の新たな治療標的の探索2018

    • 著者名/発表者名
      工藤 琢巳, 近藤 和樹, 田村 郁, 壽美田 一貴, 前原 健寿
    • 学会等名
      第19回日本分子脳神経外科学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] バイアスの無い方法を用いた悪性髄膜腫の新たな治療標的の探索2018

    • 著者名/発表者名
      工藤琢巳、近藤和樹、田村郁、壽美田一貴、前原健寿
    • 学会等名
      第77回日本脳神経外科学会学術集会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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