研究課題/領域番号 |
17K16635
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
筒井 泰史 金沢大学, 附属病院, 医員 (00722042)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 神経膠腫 / エクソソーム / 細胞外小胞 / マイクログリア / 脳神経疾患 / 癌 |
研究成果の概要 |
現在、標準的な治療をおこなっても完治できない神経膠腫の新規治療の開発を目指して研究を実施した。腫瘍の周囲の微小環境を整備する機構と深く関連するマイクログリアについて注目し、また細胞間の情報伝達を担うとされるエクソソームという膜小胞を介したメカニズムに着眼した。エクソソームの産生を抑えた細胞を作製したところ、腫瘍の形成が弱まることがわかった。また、腫瘍から分泌されたエクソソームをマイクログリアに加えると、細胞内部で様々な重要な分子の発現が変化することを解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究で神経膠腫の微小環境整備のメカニズムとして、エクソソームを介したマイクログリアの活性化の機序が示された。これまでも神経膠腫とマイクログリアの関係についての報告は多いが、エクソソームとの関連を示した研究は少ない。そのため本研究は、今後の神経膠腫研究の先駆けとなる重要な結果であり、ひいては難治な神経膠腫に対する新規の治療法を開発することにつながる斬新な研究である。
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