研究課題/領域番号 |
17K16673
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
松本 佑啓 筑波大学, 附属病院, 病院講師 (50793725)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 生体材料 / コンビネーション製品 |
研究成果の概要 |
白色家兎を用いて、FGF-2をハイドロキシアパタイトとともに担持したステンレス創外固定固定ピン(Ap-FGFピン)の効果を検証した。コーティングなし(SS群)、アパタイトコーティングのみ(Ap群)、Ap-FGFコーティング(Ap-FGF群)、FGF担持量を増やすために、追加浸漬を行ったFGF+群の4群を用いて検証を行った。抗感染性に関しては各群間で有意差が得られなかったが、Fixation Index(挿入トルクと抜去トルクの比)で力学的な検討を行ったところ、Ap-FGF群は骨固定性の向上に寄与していことが示された。Ap-FGFコーティングはステンレスにおいても有用な可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行研究では骨形成・軟部組織修復を誘導するFGF-2と表面コーティングし、生体内で徐放作用を発揮するコーティング技術を開発し、チタンインプラントでは有効性・安全性が示されている。外傷治療や変形矯正などに用いられる創外固定インプラントはステンレスピンが広く使用されている。チタンインプラントと同様にステンレスインプラントにおいても同様のコーティング技術により有効性と安全性を示すことができれば、治療の幅は広がる。安定的な治療成績が得られることにより、運動機能の維持・向上により、労働力の損失を最小限とし、高齢者においては介護負担の軽減を図ることで社会貢献が期待される。
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