研究課題/領域番号 |
17K16681
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
鈴木 賀代 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (20456388)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 骨軟部腫瘍 / 肉腫 / 転移 / マウス未分化多形肉腫細胞株 / 高肺転移株 / 低肺転移株 / dormancy / Ki-67 / 骨・軟部腫瘍学 |
研究成果の概要 |
HM-RCTを筋肉内移植後、経時的に原発巣と肺転移巣で、dormancyの状態をKi-67およびE2F4の発現で検討した。原発巣では、腫瘍形成初期でKi-67の発現が観察され、肺転移が増加する5-6週までにピークとなった。肺転移巣では、肺転移形成初期である3週では、Ki-67の発現はほとんど見られず、E2F4の発現が少数の細胞で認め、肺転移が増加・増大した6週では、Ki-67の発現が増加していた。 以上の結果、原発巣では腫瘍形成初期から、Ki-67陽性細胞が出現し、腫瘍の増大傾向が止まるとE2F4の発現細胞が出現し、腫瘍組織の一部に、dormancyが生じる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
軟部肉腫の原発巣および転移巣形成過程における、dormancy存在の可能性を示した。 Dormancy 制御により、肉腫治療の新たな治療戦略の礎になり得る。
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