研究課題/領域番号 |
17K16694
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
殿谷 一朗 徳島大学, 病院, 特任講師 (30444722)
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研究協力者 |
林 二三男
岩目 敏幸
高砂 智哉
松浦 哲也
西良 浩一
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 多血小板血漿 / 骨格筋 / 線維化 |
研究成果の概要 |
骨延長は四肢短縮などの治療として有用である。多血小板血漿(platelet rich plasma; PRP)は多くの成長因子を含み、組織の修復に寄与するといわれているが、延長骨格筋に対する効果を調べた報告はなく、今回マウス骨延長モデルにおける骨間筋線維化に対するPRPの作用を検討したが、マウス骨延長モデルにおける骨間筋線維化に対し、PRP投与は効果がないことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨延長術後の骨格筋において、PRP投与により線維化の減少を期待したが、本研究ではPRPを局所注射投与しても線維化が残存していた。PRPは軽度や中等度に筋損傷には効果があるのかもしれないが、骨延長術のような慢性的な伸張ストレスによる高度で特殊な筋損傷後は、PRPのpositiveな効果を凌駕するものなのかもしれないことが示唆された。PRPの効果に関しては様々な報告があるなかで、本研究では骨延長後の骨格筋に対するPRPの効果を明らかにしたことは、学術的ならびに社会的に意義のある研究成果であったといえる。
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