• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

脊柱退行変性により誘導される慢性炎症主体の新たな腰部脊柱管狭窄症動物モデルの確立

研究課題

研究課題/領域番号 17K16697
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 整形外科学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

加藤 賢治  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 研究員 (60551166)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワード腰部脊柱管狭窄症 / 動物モデル / ラットモデル / 動物モデル作成 / 脊椎脊髄病学
研究成果の概要

腰部脊柱管狭窄症に対する疾患特異的かつ効果的な薬物治療はいまだ確立されていない。本研究では腰部脊柱管狭窄症の薬物治療開発のために分子生物学的な病態解明ならびに薬物効果判定に使用できる動物モデルを確立することを目的とした。本研究での動物モデルはラットの椎間関節を手術で切除し、脊柱変形から慢性的に黄色靭帯肥厚を誘導し脊柱管狭窄を発症させるものである。
実験ではラットを全身麻酔の後に椎間関節を切除し、不安定性を惹起した。行動解析の実験では間欠性跛行の指標であるロタロッドで歩行時間が短くなると示唆するデータが得られている。今後は実際の黄色靭帯の肥厚程度を組織学的に検討していく必要がある。

研究成果の学術的意義や社会的意義

腰部脊柱管狭窄症の病態は未だ解明されておらず対症療法が主であり薬物無効な場合には手術治療が選択される。しかし高齢ゆえに手術ができない場合もあり、より効果的な疾患特異的な薬物治療確立が大きな課題である。本研究の目的はヒト腰部脊柱管狭窄症の病態に即した動物モデルの確立である。特色は手術でラットの椎間関節切除により脊椎不安定性を惹起し、変形から慢性的に脊柱管狭窄を発症させることである。行動解析の実験では間欠性跛行の指標とするロタロッドで椎間関節切除によりラットの歩行時間が短くなると示唆するデータが得られている。本動物モデルで病態が解明され、新規薬物開発が進められることの社会的意義は非常に大きい。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi