研究課題/領域番号 |
17K16701
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
齋藤 亘 北里大学, 医学部, 講師 (60439099)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 人工コラーゲン / コラーゲン結合型成長因子 / 椎体骨折 / 椎体圧迫骨折 / 骨癒合 / 局所投与 / 骨形成タンパク / 再生医学 / 生理活性 / 細菌 |
研究成果の概要 |
人工コラーゲン(ACG)とコラーゲン結合型塩基性線維芽細胞増殖因子(bFGF)の併用による骨形成促進法の開発を行った。種々のコラーゲン結合ドメインからなる4種のコラーゲン結合型bFGF(CB-bFGF;bFGFs3, bFGFs2bs3, bFGFs3b,bFGFs3as3b)を作製後、大腿骨骨折モデルを用いて最も高い骨形成作用を持つCBbFGFを選出した。最も高い骨形成能を示したbFGF-s3a-s3bを椎体骨折モデルに投与し結果、bFGFに比して高い骨形成能を示した。さらに、BMP-2との併用によりさらに高い骨形成作用が得られた。本シーズは椎体骨折における骨形成促進に有用かもしれない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国においても高齢者における骨折は脳血管疾患、高齢による衰弱に次ぐ寝たきり原因の3位であり、椎体骨折後の死亡率は骨折を有しない場合の約4倍の死亡率になるとの報告もある。高齢化の進む我が国の65 歳以上における骨折治療に要する年間医療費の総額は約6000 億円と推測されており、この額は65 歳以上の年間医療費の約4%を占めている。従って高齢者の骨折治癒法の確立は医学的、医療経済的、社会的に重要な意味を持つ。本シーズは、椎体骨折に伴う患者、家族の身体的・精神的苦痛の軽減に加え、経済的な負担軽減、そして医療費の軽減に重要な意義を持つ。
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