研究課題/領域番号 |
17K16704
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
小池 正人 順天堂大学, 医学部, 助教 (70767574)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 変形性関節症 / 抗酸化酵素SOD / 酸化ストレス / 加齢 / 軟骨変性 / SOD活性 / 変形性膝関節症 / 軟骨 / 滑膜 / 関節病学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は末期OAとSOD活性の関連性を明らかにすることである。末期膝OA患者と膝ACL再建術または半月板部分切除術を行った患者由来の軟骨・滑膜および大腿骨頸部骨折患者とhip OA患者由来の軟骨でSOD 活性を評価した。膝OA滑膜・軟骨のSOD活性は有意に低下を認めたが、軟骨においてSOD活性と年齢に弱い負の相関を認めた。股関節OA軟骨のSOD活性は、年齢と相関なく有意に低下していた。SOD活性は加齢よりもOAとの関連性が強いことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
末期膝OA 患者の膝関節組織におけるSOD 活性の関連性を明らかにすることで、動物モデルで証明されたOA におけるSOD の関連性の強さを証明することができた。すなわち、ヒトの膝OAにおいてSOD 活性の調節が軟骨変性病態へキーファクターであることが証明できた。SOD活性がOA疾患の予防、治療のバイオマーカーとなる可能性が期待され、本研究の完遂後もさらなる発展応用が見込まれ、推定患者数が2,530 万人以上いるとされる膝OA患者および将来膝OAに悩まされるであろう予備軍の患者に対して確実に貢献できる。
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