研究課題/領域番号 |
17K16721
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
折原 雅紀 群馬大学, 医学部附属病院, 医員 (10795272)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 周術期管理学 / 周術期アナフィラキシー / 好塩基球刺激試験 / 皮膚テスト |
研究成果の概要 |
周術期アナフィラキシーの原因薬物同定法として好塩基球刺激試験(BAT)の有用性を調べた。 BATを実際にアナフィラキシーを起こした患者とアレルギー歴のない健常人とに行い、周術期アナフィラキシーの原因薬物として上位を占めたスガマデクスとセファゾリンについて、その有用性を確認した。各アナフィラキシー患者に対するBATの診断精度は、スガマデクスで感度88%、特異度100%、セファゾリンで感度86%、特異度100%と共に良好であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
周術期アナフィラキシーの原因薬物同定法として従来行われてきた皮膚テストは、感度が比較的高いものの、特異度が低く信頼性に欠ける場合がある。また、疼痛を伴うことや、実際の被疑薬を使用するため、0.3%程度の確率でアナフィラキシーが再現すること等の欠点がある。好塩基球刺激試験(BAT)は、血液中の好塩基球を調べる検査である。BATによりアナフィラキシーの原因薬物を同定することが可能になれば、検査を受ける患者の負担を減らすことができる。
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