研究課題/領域番号 |
17K16733
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
野田 祐子 広島大学, 病院(医), 医科診療医 (00790065)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 悪性高熱症 / リアノジン受容体 / ジヒドロピリジン受容体 / 次世代シークエンサー / 遺伝子 / 遺伝学 / 臨床 |
研究成果の概要 |
悪性高熱症を発症した患者や悪性高熱症の家族歴がある患者を対象にリアノジン受容体(RYR1)およびジヒドロピリジン受容体(CACNA1S)の遺伝子変異の解析を行った. 16種類の既知の変異と,17種類の新規の原因遺伝子の可能性の高い変異を認めた.新規の原因遺伝子の可能性のある変異は機能解析を行い,原因遺伝子か否かの確認も行った.RYR1とCACNA1Sに変異を認めなかったサンプルは,exome sequenceに提出し,新規の原因遺伝子の探索を試みた.計16サンプル提出し,原因遺伝子の候補を絞ることができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
悪性高熱症は主にリアノジン受容体(RYR1)の遺伝子変異が原因であると言われているが,発症した患者のうち実際にRYR1から遺伝子変異が確認されない症例も多い.これはRYR1以外に未知の遺伝子要因が存在していることを示唆しているが,その探索は遅々として進んでおらず,今回の研究は,悪性高熱症の新たな原因遺伝子を探索し,悪性高熱症の遺伝子診断の確立に少なからず寄与できた.
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