研究課題/領域番号 |
17K16750
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
山崎 広之 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (70759000)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | セロトニントランスポーター遺伝子 / 慢性痛 / 開胸術後疼痛症候群 / 帯状疱疹後神経痛 / セロトニントランスポーター / 硬膜外麻酔 / セロトニントランスポーター遺伝子多型 |
研究成果の概要 |
痛みや鎮痛における個人差に遺伝的要因が関係すると考えられており、様々な受容体・チャネルそしてトランポーターの遺伝子多型が注目されている。その1つとして、近年、セロトニントランスポーター(5-HTTLPR)遺伝子多型が慢性痛に与える影響を検討した。本研究から、5-HTTLPR遺伝子多型単独では開胸術後疼痛症候群発症の予測因子とはならないことが示された。また、帯状疱疹後神経痛の痛みの質、強さに5-HTTLPR遺伝子多型が影響していることは見出されなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、セロトニントランスポーター(5-HTTLPR)遺伝子多型が鎮痛薬の効果や慢性痛発症と関連している可能性が示されているが、今回の一連の研究では、5-HTTLPR遺伝子多型単独でははっきりと術後の痛みから慢性的な痛みへの影響、帯状疱疹後神経痛の痛みの強さや性質への影響は見いだせなかった。慢性痛と遺伝的要因に関する研究はまだまだ少なく、今後このような研究の発展により痛みの個人差が明らかになり、痛み治療の進歩につながることが期待される。
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