研究課題/領域番号 |
17K16768
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
小島 由太 弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (00792334)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 前立腺癌 / 前立腺特異抗原 / 癌性糖鎖変異 / 糖鎖変異 / 腫瘍学 / バイオマーカー / 悪性度評価 / 糖鎖性マーカー |
研究成果の概要 |
前立腺癌診断においてPSA検査の特異度が低く、過剰診断、過剰治療が問題となっている。前立腺癌鑑別だけでなく悪性度を正確に反映するバイオマーカーの必要性が高まっている。近年、尿中の糖転移酵素の発現検出やレクチン-抗体法によるPSA 癌性糖鎖変異の検出法が前立腺癌鑑別および悪性度評価に寄与する可能性が示されている。本研究では、前立腺圧出尿中においてGalα1-3/4Gal糖鎖を認識するPA-I-Lレクチンに反応性を有する糖鎖変異PSAの前立腺癌鑑別精度が(AUC 0.8131)と既存PSA検査よりも診断精度が有意に高く、前立腺癌の診断に寄与するバイオマーカーとなり得ることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PSA の癌性糖鎖変異の検出を目的とした組み換えレクチンアレイは、生検時あるいは、術前の前立腺圧出尿検体でがんの鑑別および悪性度を評価可能であると考えられる。不必要な針生検による感染症などのリスクを伴わない診断法になると予想され、過剰治療の是正とともに簡便かつ検査を受ける患者のQOL向上につながり、社会的に大きな意義がある。
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