研究課題/領域番号 |
17K16778
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
岡東 篤 千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (90756719)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | マイクロRNA / 治療抵抗性腎癌 / 腎細胞癌 |
研究成果の概要 |
近年、進行性腎癌に対する新規治療薬の開発が進んでいるものの、その効果は限定的であり、治療抵抗性を獲得する分子経路の解明が不可欠であると考える。我々は、分子標的治療薬治療後の剖検検体から、「治療抵抗性腎細胞癌マイクロRNA発現プロファイル」を作成し、癌組織で発現が変化しているマイクロRNAを同定した。これらマイクロRNAが制御する分子ネットワークを探索した結果、癌の転移に関与する遺伝子を同定した。これらのマイクロRNAが標的とする遺伝子はTCGA(the cancer genome atlas)のデータベースから腎細胞癌において予後不良因子であることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年開発された分子標的治療薬は、進行腎細胞癌に対しても一定の治療効果を上げているが、治療経過中に抵抗性を獲得することが多く、その分子経路は十分に解明されていない。我々は分子標的治療薬治療後の剖検検体から、「治療抵抗性腎細胞癌マイクロRNA発現プロファイル」を作成し、癌組織で発現が抑制されているマイクロRNAの探索を行った。これらマイクロRNAが制御する分子ネットワークを探索した結果、癌の転移に関与する遺伝子を同定した。これらの遺伝子を標的とした治療薬の開発することは、新たな治療薬の開発の一助となると思われる。
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