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精巣でのテストステロン産生に関与するD型アスパラギン酸合成酵素の同定

研究課題

研究課題/領域番号 17K16786
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 泌尿器科学
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

富田 圭司  滋賀医科大学, 医学部, 助教 (30640148)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードテストステロン / アスパラギン酸 / 精巣 / D型アスパラギン酸
研究成果の概要

マウス精巣のD-Asp含有量は出生直後では極めて低い値であったが、上昇し10週齢でピークとなりプラトーに達した。L-Asp含有量は変化はみられなかった。D-Asp分解酵素(DDO)活性は成長と共に低下、活性を失ったまま推移した。D-Aspは分化の進んだ精子細胞の細胞質に局在した。一方、分解酵素DDOはセルトリ細胞に局在した。In vitro精子形成法にD-Aspを添加すると、精子分化を抑制した。Acr-GFP Tgマウスの精子細胞=D-Asp含有細胞を単離、細胞膜処理しL-Aspとの混合液を解析したがD-Aspの産生は確認できなかった。これよりD型への変換酵素活性は証明されていない状況にある。

研究成果の学術的意義や社会的意義

テストステロン合成に関する研究は、少子高齢化という社会的背景からも、男性不妊・LOH症候群・前立腺癌などの新規治療薬開発に向け、新たな知見が望まれる分野である。我々は、テストステロン合成を亢進する低分子化合物であるD型アスパラギン酸 (D-Asp)に着目し、精巣内でのD-Aspの局在・挙動を明らかにした。さらにマウス精子細胞の細胞質でD-Aspが合成されていることを示した。D-Aspは精巣内で合成されると予想され、この合成酵素を同定することでテストステロン合成に対する新たな介入手段を開発し、社会的にも問題となる諸疾患の新規治療法の開発につながる可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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