研究課題/領域番号 |
17K16787
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
泌尿器科学
|
研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
永澤 誠之 滋賀医科大学, 医学部, 医員 (30750525)
|
研究協力者 |
河内 明宏
縣 保年
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 前立腺癌 / TMPRSS2-ERG転座 / Immuno-FISH / Androgen receptor foci / 癌 |
研究成果の概要 |
前立腺癌においてアンドロゲン応答遺伝子であるTMPRSS2と、転写因子であるERG遺伝子の転座は、前立腺癌症例の約50%に認められ、予後規定因子である。今研究では、アンドロゲン受容体(AR)が核内でfociを形成することから、AR fociでTMPRSS2/ERG遺伝子の接近がおこるかを検討した。免疫染色とFISHを組み合わせて、関係性を検討したが、アンドロゲンにてTMPRSS2/ERG両遺伝子の接近はみられず、AR fociへの接近も見られなかった。ARと協調的に働くBRD4が転座に影響するかも検討を行ったが、BRD4阻害薬であるJQ1でも両遺伝子の距離に変化は認めなかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により転座の新たなメカニズムを解明できれば、転座の抑制に応用ができる。前立腺癌は多発性かつ、不均一な組織集団であり、ひとつの前立腺内においても転座の有無が混在している。転座が起こっていない領域において転座を抑制することは、前立腺癌、特にCRPC治療において新たな治療法の開発に寄与することが期待される。
|