研究課題/領域番号 |
17K16800
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
泉 惠一朗 琉球大学, 医学部附属病院, 助教 (30790737)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | シアリダーゼ / シアリダーゼ阻害薬 / 腎細胞癌 / 前立腺癌 / インフルエンザ / シアリダーゼ阻害 / シアリダーゼ阻害剤 / 癌 / 糖鎖 |
研究成果の概要 |
シアリダーゼは、腎癌患者組織において増加しており、癌細胞内のシグナル経路を活性化してアポトーシスの抑制と増殖・転移の促進に働くため、新たな治療標的となり得る。そこで、インフルエンザ治療薬のウイルスシアリダーゼ阻害作用を利用した、腎細胞癌の細胞株に対する増殖抑制効果を解析した。ウイルスシアリダーゼ阻害剤を添加して短期間培養した結果、高濃度下において細胞の増殖抑制が認められた。低濃度の長期投与や間欠投与等、更なる解析によりシアリダーゼ活性を標的とした治療法の開発につながることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
進行した腎細胞癌の生存期間は免疫療法や分子標的療法により格段に延長しているが、長期生存率は依然として低く、新たな治療薬の開発が急務である。本研究では、既存のウイルスシアリダーゼ阻害剤を腎細胞癌のシアリダーゼに応用することで、新たな治療法としての可能性が示された。今後、シアリダーゼの関連因子を解明することで標的対象が広がり、より効果的な分子標的薬の開発へと展開出来ると考えられる。
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