研究課題/領域番号 |
17K16805
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
金平 幸輝 横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (50526390)
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研究協力者 |
矢尾 正祐
蓮見 壽史
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 光線力学診断 / 5アミノレブリン酸 / ALA / 酸化チタン / ナノ粒子 / 蛍光増強 / 蛍光力学診断 / 膀胱癌 / 5-アミノレブリン酸 / 酸化チタンナノ粒子 / 蛍光増強効果 / 生体適合性酸化チタンナノ粒子 / 術中蛍光診断 / ALA / 蛍光診断 |
研究成果の概要 |
本研究では蛍光診断薬で染色され可視化した癌部位から発する蛍光を、高い屈折率で光の強散乱効果をもつ酸化チタンにより増大し、より可視化性能の高い診断技術につなげるための基礎研究を実施した。生体投与できるように分散させた酸化チタンナノ粒子と蛍光診断薬を併用投与するだけで、より明るい蛍光を長い時間保てることが膀胱癌細胞で示された。また、膀胱癌細胞に酸化チタンナノ粒子取り込まれて濃縮されることで効果を発揮するメカニズムが示された。本研究の取り組みにより、蛍光が弱い、すぐに消光するといった癌蛍光診断のもつ課題を、酸化チタンナノ粒子による蛍光増強効果によって改善可能である考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の取り組みにより、蛍光が弱い、すぐに消光するといった癌蛍光診断のもつ課題を改善可能なことが示唆された。本方法は酸化チタンナノ粒子と蛍光診断薬を併用投与するだけで蛍光増強効果が得られることから、様々な蛍光診断色素と併用することができ、より汎用性の高い手法となりうる。また、膀胱癌以外にも内視鏡検査の行われる胃がんや大腸がんなどへの応用も考えられる。 さらに医療分野のみならず、蛍光で染色する環境中の菌数や菌種の検査の改良など、環境分野への応用可能性等もあると考えられる。
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