研究課題/領域番号 |
17K16806
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
泌尿器科学
|
研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
岩月 正一郎 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (70595397)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 男性不妊症 / 精子形成 / 遺伝子導入 / ライディッヒ細胞 / 炎症 / 器官培養 / 精巣 |
研究成果の概要 |
本研究では、マウス精巣への遺伝子導入技術をヒト精巣組織へ応用することを目的として、ラット精巣への遺伝子導入と、精巣の器官培養法の確立および培養組織への遺伝子導入を試みた。 ラット精巣へin vivoでの遺伝子導入が可能であることが明らかとなった。しかし器官培養した精巣組織への遺伝子導入は、培養条件の設定が困難であり、十分な成果を得ることができなかった。しかし、器官培養下においては、精細管障害の進行とともに、Leydig細胞の増殖が起こることが明らかとなった。この結果については、ヒト精子形成障害の病態を解明することへの一助となる結果であると考えられる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、これまでに私たちが確立したマウス精巣への遺伝子導入技術を応用し、より大型のラット精巣への遺伝子導入が可能であることを示した。さらにこの技術・条件を応用することで、ヒト精巣組織への遺伝子導入へつなぐことができると考えている。また偶発的ではあるが、精巣組織の器官培養下でLeydig細胞が増生することが明らかとなった。この過程を詳しく解明することで、未解明の部分が多い精子形成障害の病態を解明することへの、大きな一歩となると期待される。 本研究成果をもとに、より多くの不妊症患者の問題を解決することへつなげることを目標として、今後も研究を継続する予定である。
|