研究課題/領域番号 |
17K16810
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
山下 真平 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (20725569)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | オンコスタチンM / 尿路結石症 / 尿路結石 / 泌尿器科学 / 結石症学 |
研究成果の概要 |
オンコスタチンM(OSM)は、IL-6ファミリーのサイトカインであり、肺や皮膚の慢性炎症や動脈硬化を促進する働きがあることが報告されている。我々は、OSMが腎においても炎症を惹起し、尿路結石形成を促す可能性があるという仮説を立てた。本研究は、尿路結石形成におけるOSMの役割を解明することを目的とした、マウスを用いた基礎研究である。 本研究の結果から、OSMは、近位尿細管上皮細胞や間質線維芽細胞に作用し、結晶結合蛋白や炎症性サイトカインの産生を促し、尿路結石形成を促進することが明らかとなった。本研究結果は、尿路結石形成機序の解明や新規分子標的治療薬の開発に貢献できるものと考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
その高い有病率、及び再発率から、尿路結石の分子細胞生物学的な発生機序に基づく革新的な尿路結石治療法の確立が今後の課題である。 本研究の結果は、これまで知られていなかった尿路結石過程におけるOSMの働きを明らかにするものであり、学術的にも意義のある成果であると考えている。また、将来的に尿路結石形成機序の解明や新規分子標的治療薬の開発に貢献できる可能性があり、尿路結石に悩む患者が多いことから、社会的意義も非常に大きいと考えられる。
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