研究課題/領域番号 |
17K16842
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
樋口 正太郎 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 助教 (50750098)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | cDNAライブラリー / 機能的スクリーニング / 卵巣明細胞癌 / 難治性婦人化がん / SEC61B / DVL1 / 難治性婦人科がん / 抗がん剤耐性 / 形質転換 / 卵巣癌 / 難治性婦人科癌 / 機能遺伝子スクリーニング / 婦人科腫瘍 |
研究成果の概要 |
卵巣明細胞癌(OCCC)の発癌に深く関与している可能性のある新規遺伝子の検索・同定することを目的とし、OCCC細胞株RMG-1のcDNA ライブラリーを作成し、これをNIH3T3細胞に導入し、腫瘍性質を有する形質転換focusから導入されたcDNAを同定した。同定された遺伝子のうち、SEC61B、DVL1、C1ORF38は卵巣癌の中で特にOCCCで発現が増強しており、OCCCに特徴的であることが示唆された。またNIH3T3へのこれらの遺伝子導入により形質転換focusの有意な増加が観察され、これらの遺伝子がOCCC発癌への関与が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
卵巣明細胞癌(OCCC)は日本人に特に多い癌であり、既存の治療に抵抗性であることが大きな問題である。新規治療標的を見出し、新たな治療法を開発していくためにはOCCC発癌の分子メカニズムを解明していく必要がある。本研究で用いた手法は、煩雑であり簡便ではないが、実際に形質転換能を持つ遺伝子を見出す方法であり、有用性は高い。本研究手法では、肺腺癌でEML4-ALK融合遺伝子が見出された実績があり、本研究手法で新たなドライバー遺伝子や融合遺伝子が見出される可能性がある。
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