研究課題/領域番号 |
17K16846
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
金田 倫子 (久保 倫子) 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (10770274)
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研究協力者 |
梅川 孝
田中 博明
田中 佳世
真木 晋太郎
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 胎児発育不全 |
研究成果の概要 |
胎児発育不全は、最も重要な周産期合併症の1つである。周産期の死亡率と罹患率を増加させ、幼児期の神経学的後遺症や成人期における高血圧、糖尿病などの生活習慣病が増加するとされる。胎児発育不全に対する胎内治療は確率されていない。私達は、胎児発育不全に対するホスホジエステラーゼ(PDE)5阻害薬:タダラフィル投与の第1相試験を行い、重大な有害事象はみられなかった。次に、有効性に関して、第Ⅱ相多施設共同試験を施行した。第Ⅱ相試験では、タダラフィル投与によって登録時妊娠週数32週未満において出生週数の延長が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦では、低出生体重児の割合が増加しており、出生体重が漸増している先進諸国の中で、減少を続ける日本の現在の状況は非常に特異的で、かつ重要な問題とされる。未熟児や重症例の増加により、神経学的障害のための在宅医療など退院後の支援が必要な例も増加し、成人期においても生活習慣病の発症リスクが高いことも問題とされる。 本研究により胎児発育不全に対するタダラフィル投与の安全性が確認され、また第Ⅱ相試験により、登録時妊娠週数32週未満の症例において、妊娠期間の延長がみられた。 今後、少子化と医療費の増大が懸念される我が国において、大きく寄与すると考えられる。
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