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早産治療を目指したヒト羊膜におけるTLR4阻害化合物の探索

研究課題

研究課題/領域番号 17K16847
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 産婦人科学
研究機関京都大学

研究代表者

千草 義継  京都大学, 医学研究科, 助教 (80779158)

研究協力者 Word Ruth Ann  University of Texas, Southwestern Medical Center
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード早産 / 羊膜 / TLR4
研究成果の概要

まず6種の化合物のEDA阻害効果(IC50)を検討したところ、化合物C=Econazole nitrateおよびD=Parthenolideが最も強力にTLR4を阻害した。次に化合物CあるいはDとヒト羊膜間葉細胞を培養し、そこへLPS、fFN、EDAを添加したところ、対照群ではIL-8、IL-6、TNFα、COX2、MMP1、PGE2のmRNAあるいはタンパク発現が増加したが、化合物CあるいはDを添加した群ではこれらの発現が有意に抑制された。Econazole nitrateおよびParthenolideはヒト羊膜におけるTLR4を阻害する点で、早産治療の有力な候補であることが示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

早産の病態生理に鑑みれば、TLR4を阻害するアプローチは合理的かつ効果的であるが、これまでにこの方法を用いた早産治療の研究は存在しなかった。我々がヒト羊膜での有力なTLR4阻害化合物を同定し、その効果を確認できた学術的意義は大きい。またTLR4を有効に阻害する化合物は、重症感染症や敗血症性ショックといったTLR4を介する別の重篤な疾患の治療への応用の可能性があり、社会的意義も大きい。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-03-11  

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