研究課題/領域番号 |
17K16857
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
竹林 兼利 大分大学, 医学部, 客員研究員 (10794563)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | miR-100 / SMARCD1 / Mir-100 / MMP1 / 標的遺伝子 / MMP-1 / マイクロアレイ |
研究成果の概要 |
子宮内膜症において発現が亢進しているmiR-100を用いて正常子宮内膜間質細胞が子宮内膜症の特徴的な形質が発現するかどうか研究を行った。その結果miR-100の下流のシグナル経路にSMARCD1、MMP1の関連があることを発見した。今回の研究ではmiR-100はSMARCD1を阻害することにより、MMP1を活性化させ、正常子宮内膜間質細胞の遊走能、浸潤能を増強させることが判明した。子宮内膜症において発現が亢進しているmiR-100はり子宮内膜症の進展様式に類似した作用を示したことから、子宮内膜症の病因の一つとしてエピジェネティックなメカニズムが関与していることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の子宮内膜症の治療はホルモン療法が主体であり、効果はあるものの副作用の観点、また不妊治療には適さないなど問題がある。今回の研究において遺伝子レベルでの子宮内膜症の病態の一端を解明することができた。これにより子宮内膜症の病態に焦点を合わせた新たな治療薬の開発が見いだせる可能性が示唆された。
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