研究課題/領域番号 |
17K16861
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
間瀬 聖子 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (30793608)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ZNF671 / 卵巣癌 / DNAメチル化 / 再発 / バイオマーカー / 卵巣がん |
研究成果の概要 |
卵巣がんは高率に再発し中でも早期再発は非常に予後不良である。我々は高異型度漿液性卵巣がんの早期再発バイオマーカーとなるDNAメチル化遺伝子として、公共データベー スを用いて解析を行いZNF671を同定した。計78例の自施設症例の卵巣がん検体でZNF671のDNAメチル化を測定したところ早期再発群で優位に高メチルであった。早期再発の予測に対するZNF671のメチル化の感度は82%であった。卵巣がん細胞株におけるZNF671ノックダウン実験では、細胞増殖能、浸潤能、遊走能が有意に増加することを見いだした。特に浸潤能および遊走能への影響は大きく、再発に関与する遺伝子として機能していることを示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで卵巣癌患者のうちどのような患者が早期再発をきたすか不明であったが、本研究によりZNF671遺伝子のDNAメチル化のプロファイルが異なることが分かった。再発にかかわる遺伝子の特性が今後さらに判明することにより、再発治療や個別化医療への発展が期待できる。
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