研究課題/領域番号 |
17K16880
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター |
研究代表者 |
川崎 友之 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, リサーチアソシエイト (90751701)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | iPS細胞 / 胎盤 / 分化誘導 / オルガノイド / 生殖医学 / 幹細胞 / 周産期医学 / 不育症 |
研究成果の概要 |
世界で初めてゼノフリー下でヒト人工多能性幹(iPS)細胞からhCG産生トロホブラストを作製するヒト胎盤形成モデルを構築した(Lab Invest 2017)。胎盤化には必須因子がBMP4であること、その添加濃度や添加タイミング等で分化効率が変わってくることなどの知見を得ている。栄養膜合胞体層(STB)と栄養膜細胞層(CTB)の分化誘導に成功した。構築したヒトiPS細胞のトロホブラスト分化誘導モデルを活用し、網羅的遺伝子発現解析から新たなヒト胎盤発生バイオマーカーを2つ見いだすことに成功した(Placenta 2019)。胎盤初期発生の分子メカニズムの解明に大きく貢献することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胎盤の形成過程はブラックボックスに包まれていた。この胎盤の発生を分子レベルで解明するには新たなシステムの構築が必須である。本研究の成果により、異種成分不含で分子解析を恒常的に解析しやすい条件で、ヒト胎盤の初期発生の分子メカニズムを解明する事が可能となるバイオモデルを構築し得た。これを活用し、新たなヒト胎盤のバイオマーカーを見いだすことにも成功し本関連分野の発展に貢献する成果であった。
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