研究課題/領域番号 |
17K16884
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
大原 賢三 旭川医科大学, 医学部, 助教 (20596308)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | p53 / 悪性腫瘍 / 頭頸部外科 / 免疫療法 |
研究成果の概要 |
腫瘍特異的に翻訳後修飾されたリン酸化p53を特異的に認識するヘルパーT細胞クローンの樹立に成功した。これらのクローンは頭頸部扁平上皮癌の代表的な治療薬剤であるシスプラチンを添加することによりその腫瘍認識能、細胞傷害活性能が増強した。リン酸化p53ヘルパーエピトープペプチドに反応性を有する前駆細胞の存在を担癌患者の末梢血中に確認することができた。以上のことより頭頸部扁平上皮癌の治療の選択肢の一つとして、ヘルパーペプチドワクチン療法を有用性を示唆する研究成果を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
頭頸部癌は6番目に多い癌であり、全癌の約5%を占める。近年の治療方法の進歩にも関わらず、頭頸部扁平上皮癌の全生存率は数十年大きく変化していない。今回、我々が注目着目したp53は以前より腫瘍関連抗原として免疫治療の標的とされてきた。さらにリン酸化は悪性化の指標とされており、リン酸化p53を標的とすることによりさらなる腫瘍選択性が期待される。 悪性腫瘍に対するペプチドワクチン療法は、免疫チェックポイント阻害薬などに比較すると安価であり、副作用が少ない。実臨床で使用されているシスプラチンとリン酸化p53を標的としたペプチドワクチン療法の併用は、早期に臨床応用が可能な治療法と成り得ることが示唆された。
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