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網羅的遺伝子解析と免疫学的手法による甲状腺未分化癌の分子機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17K16914
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関大阪大学

研究代表者

伊藤 理恵  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (10778616)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード甲状腺未分化癌 / マクロファージ / 遺伝子解析 / RNAシーケンス / 甲状腺癌
研究成果の概要

甲状腺未分化癌は頻度は少ないが非常に悪性度が高く予後が悪い。しかし症例数も少なく研究もあまり進んでいないためなぜ悪性度が高いのかはわかっていない。それを解明するために、未分化癌にマクロファージが多く存在することに着目してそのことと悪性度が関係しているかを検討した。未分化癌ではたしかにマクロファージが多く存在するものが多かったが、症例によっては多くないものや予後の良い乳頭癌でもマクロファージが存在する症例も存在した。また甲状腺細胞株を使って未分化癌や他の甲状腺癌の遺伝子発現についてもRNAシーケンスにより解析したが組織型による特徴はみられなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

甲状腺未分化癌のマクロファージに関する報告はいくつかあったがあまり多くはなく日本の症例を使って甲状腺癌のマクロファージを確認したことに意義はあったと考える。しかし、自験例では未分化癌全てでマクロファージが多く存在したわけではなく乳頭癌など他の癌でも存在していたことから悪性度との関係は不明である。また甲状腺癌の細胞株を用いた遺伝子解析の報告はなかったため細胞株8種類を使いRNAシーケンスを行ったが、組織型によって遺伝子発現に特徴はみられなかった。つまり細胞株はその癌の特徴を表していないことがわかった。今後細胞株を使わない実験方法を検討することができるため意義のある実験であった。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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