研究課題/領域番号 |
17K16917
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
端山 昌樹 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (70756048)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | アレルギー性鼻炎 / 舌下免疫療法 / セマフォリン4A |
研究成果の概要 |
アレルギー性鼻炎における舌下免疫療法はTh1/Th2バランスを改善することにより治療につながる。セマフォリン4Aはそのメカニズムに関連のある物質と予想されたが、有意な結果は得られなかった。しかし好酸球におけるセマフォリン4Aの発現が明らかとなった。またアレルギー性鼻炎患者の血清中のセマフォリン4Dは健常者と比較して有意に発現が増加しており、今後もセマフォリンとアレルギー性炎症に関する研究を継続する方針となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法(以下、SLIT)は、そのメカニズムは十分に解明されていない。またSLITの治療効果が得られない症例も多く、また効果が不十分なことも多い。さらに治療期間は複数年と長い。これらはSLITの限界である。しかしSLITはアレルギー性鼻炎の根治的治療で副作用が少ないという強みがある。そこで我々はSLITの治療メカニズムについて、セマフォリン4Aに着目してTh1/Th2の制御メカニズムを解明し、さらに治療効果を増強させることで、治療期間の短縮や、効果の増大を目指した。SLITの治療効果の改善、治療期間の短縮は患者QOLの改善のみならず、医療費の抑制にも意義がある。
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