研究課題/領域番号 |
17K16920
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
小山 貴久 岡山大学, 大学病院, 医員 (90795270)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 好酸球性副鼻腔炎 / IgG4 / 予後 / 鼻茸 / 好酸球性副鼻腔得 / 好酸球 / 重症度 |
研究成果の概要 |
背景:好酸球性副鼻腔炎の副鼻腔組織においてIgG4陽性細胞の病態生理学的特徴を検索した。方法:鈎状突起と鼻ポリープにおいてIgG4免疫染色を行った。結果:IgG4は主に形質細胞や形質細胞様細胞の浸潤において表現された。IgG4陽性細胞数は鈎状突起に比べて好酸球性副鼻腔炎の鼻ポリープにおいて有意に高値であった。血中好酸球数、組織好酸球浸潤数、CTスコア、血清総IgE値でも有意に正の相関を示した。I結論:我々の結果はIgG4の組織局在が術後治療も含めて慢性副鼻腔炎の病態生理に影響するバイオマーカーとして用いられる可能性を示唆した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
好酸球性副鼻腔炎における IgG4 の病態的意義を発現および機能の面から統合的に解析するものである。特に機能解析については、独自に開発し運用している副鼻腔炎解析モデルを用いることにより、多くの新知見を見いだすことが期待できる。 これは鼻副鼻腔粘膜細胞に各種菌体成分や化合物を添加することで IL-5 などのバイオマーカーを 指標に好酸球性炎症への影響を評価するモデルである。好酸球性副鼻腔炎においてもマスト細胞による IgG4 産生制御機構を世界に先駆けて解明できると思われる。
|