研究課題/領域番号 |
17K16951
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
手島 直則 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (10749146)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 甲状腺結節 / スクリーニング / 細胞診 / cyclin D1 / 次世代シークエンサー / 診断 / 甲状腺腫瘍 / 治療 / 甲状腺癌 / 遺伝子診断 |
研究成果の概要 |
甲状腺腫瘍切除症例の腫瘍検体から102例のホルマリン固定パラフィン包埋ブロックから組織マイクロアレイを作成してcyclin D1免疫染色を実施し、染色性を確認後、液状保存細胞診検体におけるcyclin D1免疫染色についても検討を行った。細胞診検体におけるcyclinD1核染色率は感度85%、特異度100%で悪性腫瘍の診断が可能であった。またNGSを行い、BRAF V600変異、TP53変異などの変異も特定可能であった。細胞診検体を用いてcyclin D1免疫染色の陽性率とNGSで遺伝子変異を特定することで、腫瘍の術前スクリーニングシステムとして使用可能であることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特に甲状腺細胞診診断が困難な施設において、良性、悪性の鑑別困難な甲状腺結節の術前診断を行う際には、Cyclin D1免疫染色を用いた細胞診を行うことが腫瘍性病変スクリーニングの手段の一つとなる。特に陰性の結節であった場合は腺腫様結節の診断であり、経過観察とすることができるため、診断目的の手術を減らす一助となる可能性がある。
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