研究課題/領域番号 |
17K16954
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
前田 奈津姫 (毛内 奈津姫) 弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (20748769)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 網膜色素変性 / RPE65 / 9-シス-レチナール / 視サイクル / 9-cis-retinal / 9-シスーレチナール / 光干渉断層計 / 網膜電図 / レチノイド / 9-シス-レチノール / レーバー先天盲 / 薬理学 / 眼科学 / 網膜変性疾患 |
研究成果の概要 |
網膜色素変性の原因遺伝子の一つであることが知られているRPE65遺伝子を人工的に変異させて作成したRPE65ノックアウトマウスを用いて、9-シスーレチナールを生後27日齢にて経口摂取させ、その後の視細胞変性の進行を光干渉断層計と網膜電図にて観察した。その結果、摂取7日後では光干渉断層所見では摂取群と対照群との形態的な差異はみられなかったが、網膜電図にてa波およびb波とのその振幅は摂取群の方が統計学的に有意に大きかった。以上から、RPE65遺伝子欠損には9-シス-レチナール経口摂取の有効性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RPE65 (retinal pigment epithelium 65kDa protein) は網膜色素上皮において視細胞から運搬された全-トランス-レチナールを11-シス-レチナールに変換することにより11-シス-レチナールの再生を司っている。RPE65遺伝子変異により、11-シス-レチナールの再生が障害されることで視細胞が変性するが、この遺伝子型をもつ網膜色素変性に対しては9-シス-レチナールを経口投与にて摂取することで視細胞変性を抑制することができる可能性があると考えられた。
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