研究課題/領域番号 |
17K16957
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
面高 宗子 東北大学, 医学系研究科, 助教 (80569583)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 緑内障 / 光干渉断層計 / 進行判定 / 篩状板 / バイオマーカー / 進行評価 |
研究成果の概要 |
本研究では緑内障の鋭敏な進行評価と篩状板変化を詳細に捉えることを目的とした。 1.OCT(光干渉断層計)による進行評価方法の確立:OCTを用い神経線維の走行を考慮した黄斑部のセクターを作成した。長期経過を有する緑内障眼では、黄斑部全体よりもセクター毎の方が約7倍のスピードで進行しており、進行をより鋭敏に検出できた。 2.篩状板内の孔の抽出:良好な画像が必要不可欠であり、OCT4回スキャン施行した画像を重ね合わせ、一断面ずつ篩状板孔を手動で同定し、篩状板孔を抽出した。抽出した構造物の定量化を試みた。体積や断面積は正常眼よりも緑内障眼において有意に小さいことが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
緑内障は眼圧下降治療が唯一確立された治療であるが、失明患者が現在も増加し続けていることから、従来の治療法だけでは不十分であると言わざるを得ない。 そこで、本研究における、緑内障病態の首座である篩状板の変化を詳細な観察と、その病態、さらに進行を鋭敏に検出する方法を同定することで、 篩状板変性に強い影響を及ぼす治療ターゲットとなりうる危険因子を明らかにし、篩状板を中心に据えた、新たな治療のターゲット探索につながり得る。
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