研究課題/領域番号 |
17K16972
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 山陽小野田市立山口東京理科大学 (2019) 九州大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
楠瀬 直喜 山陽小野田市立山口東京理科大学, 薬学部, 助教 (10725964)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 時計遺伝子 / 網膜 / VEGF / 体内時計 / 血管新生 / 概日リズム |
研究成果の概要 |
概日リズムの制御機構の障害によって、ガンや肥満・高血圧といった多くの疾患の発症頻度・重症度が高まることが示されている。今回、VEGF関連眼疾患のモデルマウスとしてOxygen- induced retinopathy (OIR) マウスを用いて検討を行った結果、時計遺伝子DEC2が網膜においてHIF1αの細胞内蓄積量の増加に寄与することでVEGFの発現上昇を引き起こすことが明らかになった。すなわち、VEGF関連眼疾患の発症に時計遺伝子の発現変容が関わる可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
時計遺伝子はがん細胞における血管新生制御因子VEGFの発現制御に関与するため、時計遺伝子の働きによってがんの悪性度が一部規定されるといわれている。本研究では時計遺伝子が網膜におけるVEGFの発現調節に関与すること、すなわち、時計遺伝子が網膜においても疾患の発症に寄与することが明らかになった。このことから概日リズムの障害を回避することで網膜疾患の発症リスクを軽減できる可能性を示すことができた。
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