研究課題/領域番号 |
17K16979
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
宮田 季美恵 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (40596748)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 緑内障 / 生体リズム / サーカディアンリズム / 前視野緑内障 |
研究成果の概要 |
外部環境リズムと生体内リズムの不一致は夜間交代勤務者などに生じる生体リズム障害として知られており、睡眠障害だけでなくうつ症状や認知機能障害などの疾患リスクを上昇させる。緑内障が生体リズムへ影響することが報告されているが、極早期緑内障での生体リズム障害は不明である。本研究では大規模疫学研究参加者を対象として879名の眼科検査を実施した。879名のうちの初期対象者の検討では極早期緑内障と自覚的な睡眠の質・うつ症状・認知機能・メラトニン代謝産物(6-sulfatoxymelatonin)との有意な関連は認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では地域住民を対象とした大規模疫学研究の横断解析において極早期緑内障と生体リズム障害(睡眠障害・うつ症状・認知機能障害・メラトニン分泌低下)の有意な関連を認めなかったが、初期対象者の解析であり極早期緑内障の症例数が少なかったため統計的な検出力不足が生じていた可能性がある。本研究結果の学術的な意義は今後、緑内障がもたらす生体リズムへの影響を検討していく上で重要な基礎データとなる点である。
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