研究課題/領域番号 |
17K16985
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
成松 明知 東京医科大学, 医学部, 助教 (20617625)
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研究協力者 |
服部 貴明
中川 迅
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 角膜 / 感染症 / マクロファージ / 血管新生 / リンパ管新生 / 細菌性角膜炎 / 緑膿菌 / 組織常在型マクロファージ |
研究成果の概要 |
近年、マクロファージの様々な機能に注目が集まっている。本研究では、細菌性角膜炎において、角膜血管新生およびリンパ管新生に組織常在型マクロファージがどのように関連するかを明らかにすることを目的とした。本研究により、細菌性角膜炎では感染後期の単球性MΦがリンパ管新生に重要であり、組織常在性マクロファージは関与していないことが判明した。また、進展した角膜リンパ管は炎症の消退に関与していることが明らかになった。今回の結果では、組織常在性マクロファージの役割が血管新生リンパ管新生に直接的に関与していないことが判明したが、今後は角膜神経との関連について検討を続けていく予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、細菌性角膜炎では感染後期の単球性MΦがリンパ管新生に重要であり、組織常在型マクロファージは関与していないことが判明した。また、進展した角膜リンパ管は炎症の消退に関与していることが明らかになった。組織常在型マクロファージの機能は明らかにならなかったが、細菌性角膜炎のリンパ管新生のメカニズムおよび役割を明らかにすることが出来た。本研究結果は今後細菌性角膜炎の角膜混濁を抑制する新しい治療法の開発につながる可能性がある。
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