研究課題/領域番号 |
17K16986
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
冨田 大輔 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (30615414)
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研究協力者 |
島崎 潤
佐竹 良之
山口 剛史
谷口 紫
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 角膜内皮移植 / 待機時間 / 水疱性角膜症 / 涙液サイトカイン / 共焦点生体顕微鏡 / 角膜移植 / 免疫 / 角膜神経 / 樹状細胞 |
研究成果の概要 |
本研究では、角膜内皮移植を施行された26例26眼、水疱性角膜症群20眼、対照群21例21眼に対して視力、内皮細胞数、眼圧、角膜厚、眼軸長、虹彩損傷スコア、涙液サイトカイン、共焦点整体顕微鏡の関連を解析した。 角膜移植後群の水疱性角膜症罹患期間とMIP-1β(P=0.0018, r=0.604)、IL-1α(P=0.0022, r=0.595)、眼軸長とIL-6(P=0.0018, r=-0.771)、水疱性角膜症群の角膜厚とIL-10(P=0.00079, r=-0.807)で強い相関を認めた。これは角膜移植の待機期間が術後の前房内炎症などの移植片の環境にも影響を及ぼしている可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究は、近年もっとも施行されている角膜移植である角膜内皮移植の治療のタイミングに関わる研究である。今回、角膜移植後、水疱性角膜症、対照群で解析をした。涙液中のサイトカインと、術後視力、角膜内皮細胞数、角膜厚、移植までの待機時間などの臨床因子との相関を解析した。すると、角膜移植までの待機時間が長いほうが、角膜移植後も前房内環境の炎症が強く出ている結果となった。
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