研究課題/領域番号 |
17K17014
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
綾 梨乃 京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (90469643)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 弾性線維 / LTBP-4 / コラーゲンスポンジ / 線維芽細胞 / 再生医療 |
研究成果の概要 |
弾性線維再生促進作用が報告されているlatent TGF-β binding protein 4(LTBP-4)のフラグメント蛋白を作成し、弾性線維形成促進作用について検討したが、弾性線維の形成を促進することが可能なフラグメントの特定には至らなかった。 これと並行して弾性線維の再生を促進する新規基材の開発を行った。この基材はLTBP-4リコンビナント蛋白を複合化したコラーゲンスポンジであり、一定期間保存が可能である。この基材にてヒト皮膚由来の線維芽細胞を培養することにより弾性線維の形成が促進されることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
弾性線維は細胞外基質の構成成分であり、組織の弾性を担っているが、加齢などにより一旦障害されると生体内で再構築されない。弾性線維の再生は困難とされてきたが、われわれはこれまでに弾性線維の再生が可能なコラーゲンスポンジを作成し、報告している。今回、この基材に弾性線維再生促進作用が報告されているタンパク、LTBP-4を複合化することにより弾性線維の形成促進作用が確認された。このLTBP-4複合化基材はスポンジの形状で常温にて一定期間保存可能であり、臨床応用に近づいたといえる。
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