研究課題/領域番号 |
17K17018
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
越宗 靖二郎 岡山大学, 大学病院, 医員 (60600559)
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研究協力者 |
品岡 玲
大塚 愛二
木股 敬裕
須網 博夫
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | リンパ管解剖 / リンパ浮腫 / 解剖 / ICG-LG / CT-LG / 上肢リンパ浮腫 / ICG / インドシアニングリーン / 蛍光リンパ管造影 / 解剖学 / リンパ管 |
研究成果の概要 |
リンパ浮腫は進行性の疾患であり早期診断・治療が肝要である。そのためにはリンパ系の解剖を理解し適切に診断・治療介入することが重要となるが、正常なリンパ系の情報が少ないのが現状である。 今回、我々は新鮮遺体100肢において複数箇所にICGを注入しリンパ管造影検査を行った。上肢末梢から起こるリンパ流は下肢の知見をもとに5つに分類でき、さらに、それぞれのリンパルートを高確率で描出し得る注入部位を同定できた。さらにリンパ管に色素と造影剤を注入し、実際に解剖したりCT検査にてリンパ管の走行を三次元的に把握することで上記ルートの裏付けを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、100肢という今までにない多くの解剖体からの詳細な上肢のリンパ管の走行を把握できまたそれらを描出するために検査薬を注入するための特異的な部位も確定し得た。したがって、今後、早期のリンパ浮腫患者に対して、我々のプロトコールで検査を行えば、症状がでていないリンパ浮腫患者においても異常所見の出現を早期かつ特異的に検知できうると考えれる。この知見は早期介入かつ見落としの予防にもつながるとともに、手術治療における成績の向上にもつながると期待できる。
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