研究課題/領域番号 |
17K17025
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
鍵本 慎太郎 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (10737480)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 軟骨再生医療 / 形成外科 / 耳介軟骨由来前駆細胞 / 3次元実体モデル / 3Dプリンター / 3次元実体モデル / 3Dプリンター / 軟骨前駆細胞 / オーダーメイド軟骨再構築 / オーダーメイド軟骨再構築法 |
研究成果の概要 |
本研究では耳介のような複雑な形状を持つ再生軟骨を任意に創出すべく、ヒト耳介軟骨前駆細胞由来の膜状軟骨を利用したオーダーメイド軟骨再構築法を開発、検討した。まずCTデータから耳介軟骨相当部分を描出し、3Dプリンターを用いて3次元実体モデル化した。この表面にヒト軟骨前駆細胞から作製した膜状軟骨組織を乗せ、耳介形態の作製を試みた。 その結果CTデータからの実体モデル作製は最適化しえたが、膜状軟骨から形態を持つ軟骨再生に難渋した。そのためナノセルロースを用いた形態調整法も追加で検討した。この追加手法は形態調整に一定の成果を得たが、再生軟骨組織は非常に未熟であった。今後効率的な軟骨再生方法の検討を要する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
軟骨組織は顔などの形態変形治療の材料としてよく利用されています。ただし、治療で軟骨を用いるためにはあばらや耳、鼻などから軟骨を採取する必要があり、患者様の負担になってしまいます。また採取した軟骨組織の加工には職人のような技術が必要です。 今回私は再生医療技術と3Dプリンターを用いて、任意の形態の軟骨組織を自由自在に作製する「オーダーメイド軟骨再生法」を研究し一定の成果を得ました。まだ課題はありますが、治療が必要な患者様に早く研究成果が届けられるよう研究継続予定です。
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