研究課題/領域番号 |
17K17039
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 新潟大学 (2018-2019) 兵庫医科大学 (2017) |
研究代表者 |
曽束 洋平 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (40437413)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 顔面神経麻痺 / 評価法 / Kinect / Kinect V2 / 形成外科 / 再建外科 / Kinect v2 |
研究成果の概要 |
顔面神経麻痺の評価は、主観的評価法により行なわれてきた。簡便で有用な検査法として日常診療で用いられているが、その一方で経験により検者間の差が生じ、客観性や再現性において問題を残している。その問題を解決するために、本研究はモーションセンサーデバイスの一つであるKinect v2とコンピューターを用いた顔面神経麻痺の評価法の生体での有用性を検討した。 柳原法と研究者自身で作成したKinect v2を利用した顔面神経麻痺評価プログラムとで、相関関係があるかどうか評価したが、相関関係を認めず、絶対な評価が難しかった。その一方で、一患者の時間的相対評価に有用である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
客観的で再現性が高く安価で簡便な顔面神経麻痺の評価法の開発が、世界的に待ち望まれている。安価なKinect for Windows v2 センサーを用いて、誰でも簡単に顔面神経麻痺の客観的で正確な評価が可能となれば、顔面神経麻痺の評価に役立つと考える。 近年、病的共同運動に対してボトックス治療や手術治療が積極的に行なわれているが、治療評価に対する評価はほとんどなく、新しい評価方法が必要であり、本研究では、顔面神経麻痺陳旧例における病的共同運動とその治療後の経時的変化を評価でき、それをこのシステムが担うことは十分可能である。
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